ローン支払い中に自損事故で廃車　保険も下りず絶望しかありません

50歳男性。子供が生まれたのを機会に、妻から「車を購入しない？」と相談がありました。

私自身、子供が生まれて、他にも出費がかさみそうでしたので、「車が欲しい」とは、言い出しにくかったのですが、やはり男としては、車が欲しいという気持ちもあったところへ、妻からの願ってもいない相談を受け、本当は思いっきり喜びたかったですが、そこはぐっと抑え、「あ～そうだね。こども二人いて、買い物も大変だもんね」と平静を装いながら、心の中ではガッツポーズ！

早速、近くのカーディーラーの営業マンに相談したところ、車購入は最大60回払いローンを提案されました。頭金は30万円準備し、月々28,000円の60回払いに加え、ボーナス12万円を10回払い。何とか頭金を準備して、やっと念願のマイカー購入。こどもを連れての、買い物や近県へのドライブなど、車は本当に便利です。

車を購入して、1年あまり経ったとき、普段は電車通勤ですが、仕事で必要な荷物を運搬することになりました。会社の規定では、マイカー利用は、固く禁じられており、レンタカーを使用しなければなりません。しかし、会社までの道のりや、業務終了後の帰宅を考えて、マイカーを使用することにしました。もちろん、会社には内緒です。

無事業務を終え、深夜に都内の自宅への帰路で事件はおきました。

国道へ出るための細い道を走っていたときに、誤って、側溝に脱輪してしまい、そのまま田植え前の田んぼに横転してしまいました。「やってしまった！」。
わたくしは、運転席側のドアからやっとの思いで外にでました。スピードが出ていたわけではないので、ケガはしませんでしたが、マイカーを見て愕然としました。田植え前の、水を張った田んぼに、愛おしいマイカーが、水没しているではありませんか。

レッカー車で何とか、引き揚げましたが、エンジンには水が入り、室内も泥だらけ。マイカーは「おしゃか」です。まだ、４年以上もローンが残っているにもかかわらず、廃車です。しかも、廃車にするにも、費用がかかり、もう絶望でした。自賠責保険にしか入っておらず、今回の事故は、人身でも物損でもないので、適応なし。

ということで、絶望感しかなかったことを今でも思い出します。残ったローンは、今でも返済中です。