マイホームを考えています。どのような会社がいいですか？

私は以前現場監督、ハウスメーカーに在職していました。
参考になれば幸いです。今回のマイホームとは注文住宅を検討しているという解釈で良いですか。それを前提としてお答え致します

①大きな会社より地元の小さな会社の方が安い気がする。
→大きな会社は受注後、地元の小さな会社や提携の工務店などに一括丸投げをする事が多いです。地元の小さな会社はその後分離発注といって、大工、電気など工事を細分化してそれぞれの職人へ発注するといった流れです。
どうしても大きな会社になると下請けへ発注するマージンやCM費用、住宅展示場などの経費を考慮しなければならないので高めになります。
ただし、その分保証やアフターは比較的手厚くなるので、どちらが良いかは比べて判断が必要です。

②見積もりの内容に各社差がある。大雑把なとこともあるが、細かいところもある。
→これは会社としての表現の差です。
例えば、基礎工事（建物の一番大切な部分）という工事の工程は、土を掘り、砂利などを敷き、転圧、防湿シートを敷き、鉄筋を組み、コンクリートを打設などといった流れになります。これをいちいち詳細として表現すると、鉄筋量、コンクリート量など細かくなります。会社によっては詳細を出しますし、基礎工事一式いくらと表現する会社もあります。
高いのか安いのかこれもやはり見比べが肝心です。

③ウソみたいに値引きをする会社がある。
→昔よりも今の方が落ち着いているとは思いますが、実際、値引き合戦的な時はどうしても起こりえます
私がいた某メーカーは規定の利益率があり、それを下回る場合、店長や支店長へ稟議を出し判断をお願いしなければなりませんでした。
逆に規定の利益より大きく取る分給料などに歩合がついたりなどしました。
つまり、営業マンによっては、出す見積もりに余力を乗ておいて、他社が安いなど情報を掴むと値引きをしたりと生き残りるためにようやく動き出すということは日常茶飯事だと思います。

最後にまとめとして、やはり注文住宅を検討する際はいくつかのメーカーや工務店など見比べることをおすすめします。
どうしても情報が少なく、安いのか高いのか分かりづらいので、見比べて話を聞き感覚を養っていくのが一番近道です。
あと、営業マンには本音で話をすることを勧めます。
A社に対して、B社も見てB社のここが良いんだけどとか、C社のこれがとか。ざっくばらんに相談するとやはり相手も人間なので、どうにかするため色々提案をしてくれて結果的に良い方向へ向かう可能性が高いと思います。
是非素敵なマイホームになることをお祈りしております。頑張って下さい。

元信用金庫に勤めており、現在はFPをしております、福山と申します。

自身でも3ヶ月前に注文住宅を購入しましたので、経験に基づき、見解をお伝えさせて頂きます。

おっしゃる通り、住宅はお金をかけた分だけ良い家になる、とは限りません。

①大きな会社より地元の小さな会社の方が安い気がする。

大手ハウスメーカーは、広告宣伝費、人件費等の経費は多くかかりますので、必然的に経費率は高くなりますので、地元の工務店の方が安価になりやすいと言えます。

②見積もりの内容に各社差がある。大雑把なとこともあるが、細かいところもある。

見積もりは基本的には大雑把です。実際は、どんな材料を使うか、キッチンや洗面、壁紙、木造かコンクリートか、など決める事は沢山ありますから、正確な価格を当初から提示する事は不可能だと思います。

③ウソみたいに値引きをする会社がある。

値引きは当たり前にあります。そもそもいくらの仕入れ値なのかも我々消費者には分かりませんから、そのあたりは交渉でかわりますよね。ハウスメーカーの粗利率の違いなだけです。

住宅を建てるにあたり、金額も勿論重要な事ですが、住みやすさやデザイン性、間取りなど、理想の住まいを手に入れる為にこだわる点も多々あるかと思います。

ここだけはこだわりたい、など明確な基準を設けて、複数のハウスメーカーに聞けば、理想のお住まいを建ててくれる業者はきっとみつかります。

根気のいる事ですが、どうか頑張ってくださいね！応援しています。