新築予定です。やはり増税前がいいのでしょうか？

初めまして。不動産会社に長く勤めており、ハウスメーカーで営業の経験もあります。

当時5％から8％に増税があった時も、質問者様の記載の通り、「増税前ですよ！」といった呼び込みや勧誘などが実際にあり、私もそのような呼び込み方をしていました。

ただし、当時は増税前だからと言って多少の駆け込みはありましたが、予想よりもかなり駆け込みとしては少なかったということを覚えています。

その理由としては、増税など購入者側に不利益となる政策などが打ち出される時は大体、購入者側に対して、補助金や給付などが帳尻を合せる政策も打ち出されるというケースが多いのです。これは増税した後、購入者が著しく減少することを防ぐためです。
実際に当時も「すまい給付金」といった政策も打ち出されました。

概ね判断するにあたって、このようなプラスに働く政策の様子も見てから判断しますといった方も多かったのだと考えられます。

そして、消費税増税といっても、物件価格や諸費用などの全てが上がる訳ではなく、消費税増税に伴い価格が上がる代表的なものは新築戸建ての建物価格や仲介料、銀行の事務手数料などでしょうか。
仮に建物が2,000万円であればその差は4万円、仲介料が100万円であればその差は2万円です。もちろん大きなお金ですが、全体の価格から見たら、そこまで驚くほどの価格差ではありません。

なにより、上記に該当する不動産会社や建物のハウスメーカーといった会社は、ライバル会社も多く、常に競合する手間、価格の交渉などは決めて頂けるのであればと多少の交渉に応じて下さる事も実際にあります。
私自身も価格交渉などをお受けした事もあり、結局、増税前、後でも変わらない価格帯で購入したお客様もたくさんいらっしゃいました。
（もちろん出来る出来ないは別ですが）

まずは、質問者様の自宅の購入計画を十分に検討し、その計画が増税前に可能なのか、そうでは無いのかをご判断され、進めていくことをお勧め致します。
決して無理なさらずにご検討下さい。