介護施設で自分(親)の車椅子を買うか悩んでいます

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親が施設に入っています。車椅子を使っていますが、施設が準備してくれたやつでは本人の身体に合っていません。
職員さんに相談したら、施設にある車椅子は限られているか本人にピッタリのものに当たるのは難しいと言われました。 

個人的に購入するか悩んでいます。

勿論、自費になり数十万もすることは分かっています。

多方面からの専門的アドバイスをお願い致します!

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回答2

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社会福祉士の陽田です。

お父様かお母様が介護施設に入所したけど、その先で準備してくれた車椅子が本人の身体上場に適合しないということですね。

このようなことは施設では珍しくありません。施設側からすれば色々なタイプの車椅子を揃えようとしますが、利用者が入所するたびにそれに合わせて購入することはまずないでしょう。そんなことをしていたら、余分な車椅子が増える一方ですし、なんといってもお金がいくらあってもキリがありません.

在宅介護なら福祉用具貸与でその都度、本人に適合した車椅子をレンタルできますが、施設にはれば施設持ちの車椅子を利用するので、どうしても避けられません。車椅子に限らず、福祉用具は施設より在宅の方が新しいもの、キレイなものを使っているケースが殆どです。
介護保険制度の弱点でしょうね。

私は特養で勤めた経験がありますが、自費で車椅子を購入する人はいます。購入に関しては、施設に出入りしている業者を頼り、福祉用具の専門家の意見を聞きながら金額に合わせたものを購入しています。その際は、施設の職員も同行して普段のその利用者の生活の様子等を伝えて助言させていただいていました。あなた様が言われる通り、10万前後しますが、それでも専用の車椅子がいいと思って購入する人が実際に購入しています。

ただ、車椅子は高齢者の身体状況によって変化しますので、その時はよくても、数年後は身体状況に適合しなくなり、使えなくなることもあります。その辺の注意は必要だと思います。

そこで、私なりに今回のような場合、車椅子を自費で購入するかどうかの検討する基準を考えましたので、ご確認下さい。

■現状の身体状況が今後どのように変化する可能性があるか施設の職員に確認し、しばらくは安定しそうなら購入する決断をする。逆に購入してもすぐに車椅子と身体状況が適合しなくなる可能性が高いなら辞める。
■購入の相談は施設職員でなく、福祉用具の専門家に相談して金額とスリ合わせをして最終的に判断をする。
■購入することに前向きなら、予算をしっかりと決めてそれに合わせて判断する。

以上3点の視点からご検討すればよいと思います。

身体に適合しない車椅子をこのまま使い続けた場合のリスクや身体に与える影響を施設職員に聞いて、それを理解・納得することも重要なことです。

それではまとめます。
①このまま施設の車椅子を使うか、自費で購入するかは私のご提案した3つの事柄に当てはめて決断することをおすすめします。
②身体に合わない車椅子を使い続けた場合のデメリットも理解してく方がいいでしょう。

以上でございます。

少しでも参考になれば幸いです。
上手くまとめて頂きありがとうございました。
とてもわかりやすかったです!
アドバイザー写真 藤澤 一馬
  • 藤澤 一馬
  • ファイナンシャルプランナー
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  • 未登録
  • 2018/10/27
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初めまして、看護師の藤澤と申します。
介護施設は、特別養護老人ホームでしょうか?施設にあるものということは、介護保険を用いた施設かと思います。車椅子は、介護保険を使ってレンタルもできますが、介護保険を使った介護施設に入所している場合はレンタルができません。今回の場合は、介護保険を使わないレンタルか購入という選択肢になるかと思います。

通常介護では、介護保険を用いて車椅子をレンタルすることが大半です。その場合、負担割合にもよりますが、500〜1500円程度/月でレンタルができます。介護保険は使わない場合、5000円/日前後費用がかかります。レンタルのメリットは、不具合が出た際に交換や修理をしてもらえる点にあります。また、業者が来てくれますので、持っていくこともありません。体の状況に合わせて利用する車椅子も選べますので、購入にはない良さになります。

購入の場合は、金額の差がとても大きくなります。ホームセンターで売っているようなものから、オーダーメイドまであります。介護施設等で使われているもの以上となると、10万前後はかかってくるかと思います。リクライニング機能やクッション性が良かったり、使いやすさが良かったりします。ランニングコストはかかっても、定期的な費用はかからないため、トータル的な費用は安く上がります。ですが、レンタルと反対に、修理等は業者に費用を払い来てもらったり、休みをみて持っていくなど労力が必要になります。販売店によっては、保障や定額でのサポートプランなどがあるかもしれませんので、販売店に確認をお願いいたします。身体状況に合わせて、再度購入しなければいけない可能性があること、修理等の対応があることがデメリットになります。

総合しますと、トータル的な費用面が抑えられるならばレンタルの方が煩わしいことが省けるため楽にはなります。また病気であったり、まだ症状が安定しない場合は、車椅子の程度が変わる可能性があり、レンタルで様子を見るのも手段だと思います。ランニングコストがかかっても、月々の費用を抑えたい、多少の労力は大丈夫ということであれな購入がいいと思います。ある程度状態が落ち着き、購入した車椅子を長く使えるならばレンタルより遥かにいいと思います。
車椅子選びは、販売店の方や福祉用具専門員、理学療法士などの専門の人に聞き、最適なものを選ぶことが大切になります。ご参考になれば幸いです。

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