貯金体質の私とあるだけ使ってしまう夫 正しい家計の管理は?

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去年結婚し、2年が経とうとする夫婦です。先日、第一子が生まれ、これまで以上に家族として助け合って、暖かい家庭を築いていこうと改めて感じているところですが、お金について相談があります。

これまで、お互いに正社員として働いており、また結婚するまではお互い一人暮らしをしていて結婚を機に旦那の家で一緒に暮らすことになったため、きちんとお金のことを振り分けずにきました。

旦那は手取りが残業代なしで25万円程度。残業が多ければプラス3万円程度です。私は手取りがだいたい19万円。職場環境上、残業はありませんので基本的にプラスはありません。子どもが生まれて私は産休・育休をもらっています。育児休暇中は67%程度の給与が保障されています。

これまでは、家賃は旦那、光熱費や食費は私、その他はその時々で相談して決める、という適当な形でしたが、子どもが生まれればどうすればいいのか迷っています。消耗品などの出費がかなりふえるような気がしています。旦那は、お小遣い制はいやだと、結婚前から申しており、できるだけお小遣い制はさけてあげたいとは思っています。

私は、貯金体質なので、できるだけお金は使わないように生きていくのが好きです。私の給与等も、まとめて旦那に管理してもらうという案もありましたが、旦那は逆に貯金が苦手で、あれば使ってしまうようです。

今住んでいる家は子どもが大きくなったり2人になったりすると狭すぎるので、購入しようと思って去年から動いています。ほぼ決定しており、3800万円程度となりそうです。

これから必要なお金のこと、していくべき貯金のこと、夫婦での振り分け方の理想の形、など、を教えてほしいと思っています。

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回答1

アドバイザー写真 山野 文夫
  • 山野 文夫
  • 住宅ローン業界の勤務経験あり
  • 25
  • 未登録
  • 2018/3/30
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しっかりとした考えを持った奥様ですね。
奥様が貯金体質である事は良い事だと思いますし
羨ましい事です。

私が住宅ローン専門ですので、まずはローン資金繰りからお答えしていきます。
諸費用(各種登記費用・金融機関手数料・仲介手数料・ローン事務手数料・収入印紙代など)
までフルで借り入れは無いと思いますが、シミュレーション致します。
「匿名」さんの夫婦合わせた預貯金額や現在の家賃・光熱費・生活費・生命保険など
わからないので推測で進めさせていただきます。
すでにお探しという事でシミュレーション済みでしたらすみません。

大手メガバンクの場合
ご主人様の手取り収入が310万円と仮定いたしますと
税込収入450万円ほどとお見受け致します。
奥様の手取り収入を220万円と仮定いたしますと
税込収入300万円ほどとお見受け致します。

ご主人の年収のみでお借り入れの場合
2,700万円ぐらいが借り入れ限度かと思われます。
あとは金融機関によりますが、奥様の収入合算をいたします。
合算につきましては「フル合算」と「ハーフ合算」など
金融機関によって対応は変わってきます。

「先日第1子が生まれ」とあり、
産休を取られていたとありましたが、合算収入は「ハーフ合算」程度と思ってください。
(取り扱い金融機関によって変わりますので目安としてください)

ハーフ合算で金利0.625%
返済比率内で3,600万円までの借り入れが限度かと思われます。
月々100,755円 35年ローンの計算です。
ご購入予定の物件が3,800万円程度(諸費用込み?)との事ですが、
諸費用込みで計算いたしますと200万円程度現金が必要かと思います。
手付金50万円+現金150万円=200万円の計算です。

頭金をたくさん用意される方(物件価格の半分程度や1,000万円など)もおられるのですが、
住宅ローン減税というものがございますので、
10年間に渡り毎年1%ほど期末ローン残高から所得税控除されます。
現在、変動・固定とも低金利で推移しておりますので
0.375%ほど返ってくるイメージを持ってください。
この余裕部分で固定資産税などに充てるのがよい選択かと思われます。
その間、貯蓄をして11年目から繰り上げ返済を始める
もしくは一括返済をするのが賢い選択かと思われます。
保証料型融資であれば残りローン年数分の保証料も戻ってきますしね。

住宅ローンの年間返済額をざっくり120万円とします。
ご夫婦の合計手取り年収を530万円から計算致しますと
年410万円でやりくりしていく事になりますね。
410万円➗12ヶ月=34.2万円(1ヶ月)でやりくりする事になります。
私は、手取り収入の5から10%程度がご主人のお小遣いの目安と思いますので、
住宅ローン分を按分(合算ローンかと思いますので)して引いた金額から
割り出すと2から3万円程度がご主人にお渡し出来るお小遣いの限度かと思います。
またその金額ですとお付き合い等で足らないと思いますので
5万円を限度として奥様に申告制にして、ご主人にお渡しするのが良いのではないでしょうか。

そうすると月に10から15万円を貯蓄に回し
年間150万円の貯蓄を目指せるのではないでしょうか?
34万円ーご主人のお小遣い3万円ー生活費10万円=21万円(ざっくりですが)
21万円ー月々貯金額15万円=6万円(余裕資金)

余裕資金の中でやりくりすれば
10年で1,500万円貯蓄できますね。
お子様が大学に進学される頃には2,500万円ほど貯蓄できる計算に
なりますね。

もちろん第2子など視野にあるのであれば変わってきますが、
あくまでも第1子のみで試算させていただきました。
合算ローンの場合、債務者は「ご夫婦2人」で登記も持分割合のある「共有名義」に
なりますので、仲良く末長く幸せに生活設計を立ててくださいね。

ご参考になれば幸いです。

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