個人再生完済後の新規住宅ローン及び車のローンについて
- さくらさく
- 2019/1/4
- 審査
現在の状況は、34歳、男、教育関連、専任職員、年収540万、勤続年数7年、実家は家族所有です。現在、個人再生の支払い中です。支払い状況は、月27000円、今年の6月で終了します。
支払い先は、アコム(三菱東京UFJ銀行)、SMBC(三井住友銀行)、全日信販(三井住友銀行)、セディナ(三井住友銀行)、地元地銀です。お聞きしたいことは、今後、個人再生支払い終了後に住宅ローン、自動車ローンを利用することは可能でしょうか?その場合、具体的にどう動いていけば良いのかアドバイスをいただきたいです。
支払い先は、アコム(三菱東京UFJ銀行)、SMBC(三井住友銀行)、全日信販(三井住友銀行)、セディナ(三井住友銀行)、地元地銀です。お聞きしたいことは、今後、個人再生支払い終了後に住宅ローン、自動車ローンを利用することは可能でしょうか?その場合、具体的にどう動いていけば良いのかアドバイスをいただきたいです。
回答は締め切られました
回答1件
- 加藤 隆一
- 地方銀行での勤務経験あり
- 23位
- 未登録
- 2019/1/4
- コメントする
現役銀行員の加藤です。融資担当として、返済が困難な人や返済が不可能になった人への対応に長年従事してきた経験からお答えします。
個人再生を選択し、今まで返済を続けてこられたご苦労をお察しいたします。
<回答>
ご質問への回答ですが、残念ながら住宅ローン・自動車ローンとも「今から最低10年間は借りることができない」あるいは「借りることは非常に困難」と思われます。理由は以下の通りです。
①個人再生した事実が個人信用情報に最低5年間は「事故」として登録される
②個人再生したことが「官報」に記載され、10年間は記録が残る
③上記の情報が全て消えたとしても、銀行内部の記録は半永久的に残る。
(では現実問題として何かできる方法はないか?こちらについてもご参考にしていただけるよう、最後に説明します)
とはいえ、まずは現実をご理解いただくため個別に説明していきます。
①個人信用情報:「CIC」などに代表される個人信用情報会社には個人再生した事実が「事故」として登録され、原則5年間は記録が残ります。住宅ローンや自動車ローンを申込むと、この個人信用情報会社に登録されている情報を調査しますので、事故登録があれば新規の借入はムリです。
②「官報」とは政府発行の書籍で、個人再生をすると氏名が記載されることになっており、その情報は最低10年間残ります。個人信用情報会社は官報の情報も利用するため、10年間は借入ができないということになります。
③銀行では、顧客の動向などを電子記録で残しています。個人再生したことも取引がある銀行では当然記録されており、例え個人信用情報や官報から情報が削除されたとしても、銀行内部の記録は半永久的に残ります。したがって取引のあった(借入していたが個人再生で減額した)銀行では借り入れすることは絶対にムリだといえます。一度融資して、個人再生で減額対応した顧客に銀行が再度融資することはあり得ません。
以上、事実のみを端的に述べたので、酷な表現になったかも知れませんが、
やはり事実は事実として認識いただきたいという思いで述べました。
ネットなどでは「しばらくしたら借りることができる」といった表現を見かけますが、根拠に乏しいと思われる内容が多いです。
では、現実問題として何かできることはないでしょうか?
それぞれ問題点もありますが、ご参考に説明します。
<対策として>
①ご実家を担保に追加して、ご両親など財力のある人に保証人になってもらうことで住宅ローンを組めないかを銀行に相談してみる。
②新築・建売ではなく、ご実家をリフォームすることで借入額を押さえて申込んで見る。
<問題点>
①担保や保証人に頼るローンは、最近の銀行では減りつつあるので実現するかどうかは銀行によって違います。
②リフォームローンは無担保が多く、その代わりに保証会社を利用する場合が多いので、個人信用情報の事故登録で借りることができないかも知れません。
住宅ローンについてお話ししましたが、保証会社利用の自動車ローンはこれといった対策はないと思われます。
ここまでお話しして、否定ばかりではアドバイスといえませんので、以下銀行員として思うところをお話します。
①ローンの申込みは個人再生をしていない銀行に相談する。
(これはいうまでもないことだと思います)
②銀行に行く前に、弁護士など専門家のアドバイスを受けておく。
(銀行員と話す時の話法などアドバイスをもらえるかも。ただしいきなり弁護士同行で銀行に行くとか、弁護士に委任するのはおすすめしません)
③借入ができない期間は、毎月借金を返したつもりで預金を積立る
(毎月コツコツ積み立てる姿勢は実績として銀行にいい印象を与えます)
冒頭申し上げたように、ご質問への回答は「借入はムリ」というもので、残念ではございますが、決して未来永劫借入ができないというものでもありません。
まずは上記したような点をご参考にして、行動なさってはいかがでしょうか?
個人再生を選択し、今まで返済を続けてこられたご苦労をお察しいたします。
<回答>
ご質問への回答ですが、残念ながら住宅ローン・自動車ローンとも「今から最低10年間は借りることができない」あるいは「借りることは非常に困難」と思われます。理由は以下の通りです。
①個人再生した事実が個人信用情報に最低5年間は「事故」として登録される
②個人再生したことが「官報」に記載され、10年間は記録が残る
③上記の情報が全て消えたとしても、銀行内部の記録は半永久的に残る。
(では現実問題として何かできる方法はないか?こちらについてもご参考にしていただけるよう、最後に説明します)
とはいえ、まずは現実をご理解いただくため個別に説明していきます。
①個人信用情報:「CIC」などに代表される個人信用情報会社には個人再生した事実が「事故」として登録され、原則5年間は記録が残ります。住宅ローンや自動車ローンを申込むと、この個人信用情報会社に登録されている情報を調査しますので、事故登録があれば新規の借入はムリです。
②「官報」とは政府発行の書籍で、個人再生をすると氏名が記載されることになっており、その情報は最低10年間残ります。個人信用情報会社は官報の情報も利用するため、10年間は借入ができないということになります。
③銀行では、顧客の動向などを電子記録で残しています。個人再生したことも取引がある銀行では当然記録されており、例え個人信用情報や官報から情報が削除されたとしても、銀行内部の記録は半永久的に残ります。したがって取引のあった(借入していたが個人再生で減額した)銀行では借り入れすることは絶対にムリだといえます。一度融資して、個人再生で減額対応した顧客に銀行が再度融資することはあり得ません。
以上、事実のみを端的に述べたので、酷な表現になったかも知れませんが、
やはり事実は事実として認識いただきたいという思いで述べました。
ネットなどでは「しばらくしたら借りることができる」といった表現を見かけますが、根拠に乏しいと思われる内容が多いです。
では、現実問題として何かできることはないでしょうか?
それぞれ問題点もありますが、ご参考に説明します。
<対策として>
①ご実家を担保に追加して、ご両親など財力のある人に保証人になってもらうことで住宅ローンを組めないかを銀行に相談してみる。
②新築・建売ではなく、ご実家をリフォームすることで借入額を押さえて申込んで見る。
<問題点>
①担保や保証人に頼るローンは、最近の銀行では減りつつあるので実現するかどうかは銀行によって違います。
②リフォームローンは無担保が多く、その代わりに保証会社を利用する場合が多いので、個人信用情報の事故登録で借りることができないかも知れません。
住宅ローンについてお話ししましたが、保証会社利用の自動車ローンはこれといった対策はないと思われます。
ここまでお話しして、否定ばかりではアドバイスといえませんので、以下銀行員として思うところをお話します。
①ローンの申込みは個人再生をしていない銀行に相談する。
(これはいうまでもないことだと思います)
②銀行に行く前に、弁護士など専門家のアドバイスを受けておく。
(銀行員と話す時の話法などアドバイスをもらえるかも。ただしいきなり弁護士同行で銀行に行くとか、弁護士に委任するのはおすすめしません)
③借入ができない期間は、毎月借金を返したつもりで預金を積立る
(毎月コツコツ積み立てる姿勢は実績として銀行にいい印象を与えます)
冒頭申し上げたように、ご質問への回答は「借入はムリ」というもので、残念ではございますが、決して未来永劫借入ができないというものでもありません。
まずは上記したような点をご参考にして、行動なさってはいかがでしょうか?
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