詐欺に引っかかったとき、お金をかけずに支払ったお金を取り返す方法はあるのですか?

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はじめまして。私は、不動産投資に興味を持っていた。しかし、全く知識がなかったので、投資にを諦めていました。

ある日仲の良い友達から「友達からパーティーに誘われたんだけど行く人いないから一緒に行こう」と言われてパーティーとやらに参加しました。

そこには友達の小学校の頃の友達がいて、少し仲良くなりました。その子から不動産コンサルタントの方を紹介されました。その時は、名前と挨拶を交わすだけで特に何もありませんでした。

後日その子とご飯に行く事になりました。ご飯を食べていると不動産コンサルタント方からその子に連絡があり、一緒にご飯を食べることになりました。

その食事の時に不動産コンサルタントということをしり、投資に興味があることをお話ししたらじゃあ手伝ってあげるよといわれ、その方に全てお任せしていました。

銀行から投資ローンが通って契約完了してほっとしていたら、その不動産コンサルタントの方から、不動産会社の方から今回の物件値引きし過ぎて赤字が出たと伝えられました。

少し疑問を持ちましたが信用しきっていましたし、確かに200万円程値引きしていただいたので不動産コンサルタントの方に追加で100万円払いました。しかもカードローンを組まされて。しかも、振込ではなく僕が渡すからと言われ、そのまま不動産コンサルタントの方にお金を渡してしまいました。

後々なんかおかしいなと思って契約した不動産の方にお金が支払われているか確認したら、支払われていないとのこと。詐欺に引っかかったと思いました。

しかし、色々調べていたのですが、お金が戻ってくるまでに弁護士などに相談しなければいけなく、また、相談料もかかるとのことで、諦めました。

詐欺に引っかかったとき、お金をかけずに支払ったお金を取り返す方法はあるのですか?

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アドバイザー写真 髙橋 敏彦
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こんにちは。
弁護士の髙橋です。

お金をかけずに詐欺師からお金を取り戻す方法ですが、大きく分けて3パターンあります。

1つ目は、自分で詐欺師に交渉して取り戻す。
2つ目は、刑事事件化することにより、相手方からの示談を待つ。
3つ目は、自分で訴訟提起して判決を得る。
です。

1点目については、例えば刑事事件化を検討していることを伝え、支払えば告訴等はしないという旨のアメを用意して任意の支払いを促す手法です。支払いと同時に示談書を作っても良いでしょう。ただ、詐欺師は大抵お金がないので、満額すぐに支払うことは難しいかもしれず、減額せざるを得なくなったり、分割になる可能性もあります。分割になると支払い遅延のリスクが高まるので、数万程度かかりますが強制執行認諾付の公正証書にしたほうがいいかもしれません。
そもそも連絡先などが分からなければできない手法ですが、あなたの友達とは知り合いでしょうから友達から聴き出しましょう。

2点目については、証拠を片っ端から集めて警察に相談に行き、被害届や告訴の手続きをとることです。
被害届の場合は捜査されないかもしれないので、できれば告訴がよいですが、告訴を受理してもらえるハードルはかなり高く、詐欺という確たる証拠が必要です。不動産屋などを証人として協力して貰えば良いかと思います。
仮に逮捕されれば、詐欺師には弁護人が付きますが、弁護人は必ず示談活動をしますので、弁護人と交渉してお金がありそうなら満額プラス慰謝料分、お金がなさそうなら、詐欺師の経済状況から考えて取れるだけとるのがよいでしょう。かかる費用はほぼゼロ円です。


3つ目は、自分で訴状を作成し、裁判所に提出することです。いわゆる提訴であり、かかる費用は印紙代と郵券代です。請求額にもよりますが、かかったとしても数万程度でしょう。
この手法は少し自分で調べる手間はありますが、あまり有用でない証拠しかない場合でもチャンスがあります。というのも、相手が裁判に出なければ勝訴判決が自動的に出るからです。あなたが投資のために借りたローンの契約書や、カードローンの契約書、投資に関する会話についてのメールや電話履歴などを証拠にすれば十分です。
ただし、提訴のためには相手の氏名や住所又は職場が分かっていることが前提です。相手に訴状が届かないと裁判が始まらないからです。
尾行でもなんでもして何とかして突き止めましょう。

弁護士に依頼すると、内容証明郵便の送付くらいは1.2万でできるでしょうが、交渉となるともっと費用がかかってくるので現実的ではありません。ただし、弁護士に依頼すると職務上請求や弁護士会照会制度という弁護士に認められた権限により、少しの情報だけで住所氏名、金融機関の口座が判明したりするので、回収の実効性はあるので、3つの手法でどうにもならなければ最終的には弁護士に依頼するか、泣き寝入りするかの選択になってしまうかもしれません。

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