返済遅延での保証履行通知書が届いたのですが

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以前、保証履行通知書が届いたのですが、

「携帯電話番号をお届け頂いているお客様については、今後当社よりご連絡差し上げる必要がある際、携帯電話にご連絡させて頂くことがございます。当社からの携帯電話への連絡にご不都合がございましたら、恐れ入りますが、平成30年10月10日迄にご連絡頂きます様お願い致します。」

と書いてあったので、相手から連絡があるものだと思いそのままにしてました。

その後、他にも返済があるのでそのことを忘れておりましたら、先日「法的手続きによる解決を検討させて頂きます。」とのハガキが届きました。

急いでハガキに書いてあった番号に連絡を入れ、一括で支払う余裕がないことを伝え、分割ならどれくらいの金額から出来るかを尋ねたところ、「6万~10万で」と言われました。

返済総額は160万です。
私はパートで働いているのですが、月収は月8万〜10万程度です。6万~とか無理です。
放置してしまったのが私が悪いのですが、どの様にすれば良いでしょうか?

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回答1

アドバイザー写真 髙橋 敏彦
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こんにちは。
弁護士の高橋と申します。

保証履行通知書が届いたのですね。保証履行通知書は、債務者に支払い能力がないと最初の債権者が考えた場合に、あらかじめ契約していた保証会社に対して保証債務の履行を請求し、保証会社が債権者に代位弁済をすることにより、債権者は満足し、その代わりに保証会社があなたに対して、債権者に支払った分と遅延損害金を請求をしてくるということになります。

総額160万円に対して、毎月6万円から10万円というのは、高すぎます。おそらく相手は早く支払ってほしいということでそのような条件にしているものと考えられます。仮に、司法書士や弁護士に債務整理の依頼をすると、月2、3万円程度になると思います。また、司法書士や弁護士が債務整理に関与すると、将来発生する利息もカットされることがほとんどです。

したがって、まず第1の手段としては債務整理を委任することをお勧めします。司法書士と弁護士に違いは、仮に交渉決裂になったり、交渉途中で訴訟となった場合に160万円の場合は司法書士では訴訟を代理することができず、弁護士しか訴訟代理することはできないという点くらいです。
なお、債務整理をすると、いわゆるブラックリストにのるので、今後クレジットカードを作成したり新たなか借り入れをすることは数年間は難しくなるでしょう。費用としては、一社だけであれば2万円〜5万円程度でいけるでしょう。

第2の手段としては放置です。
あなたはパート収入しかなく、その他に不動産などの財産もなければ正直あまり怖いものはありません。職場がバレていなければ給与債権を差し押さえることは困難ですし、仮にバレていても、給与債権に対しては4分の1しか差押えは許されないし、また、差押え禁止範囲の拡張を申し立てればあなたの収入の場合認められるでしょう。したがってほとんど差押えされないと考えても良いです。
ただし、給与が振込みだった場合は、その口座を差し押さえられる可能性はあります。口座はメガバンクやゆうちょ等の大手金融機関の口座であれば弁護士会照会制度を利用すれば判明します。もっとも、他人名義の口座、例えば親族の口座などを振込先として利用すればもはや差押えをすることはできません。
そして、放置をすれば、相手は訴訟をしてきます。この訴訟の意味するところは、時効を中断させることと、差押え等の強制執行をするためです。ですが、上記の通り、強制執行としての差し押さえはあまり功を奏しません。
訴訟になっても、あなたは訴訟を放置すれば、敗訴判決が出ますが、仮に出廷しても敗訴は確実なので、払わないつもり(今後も支払えないの)であれば、わざわざ出廷する意味もないと思います。
なお、放置したまま裁判にならない場合は5年、裁判になった場合は10年間なにもなければ時効の意思表示をすれば、時効により債務が消滅します。

第3の手段としては破産をすることです。破産をすると官報に掲載されますが、誰も見ないので基本的に近しい人にバレたりすることはありません。)最近話題となった破産者マップも廃止されていますし。)。破産をすれば債務はチャラになりますが、ブラックリストにもちろん載りますので今後借り入れなどをすることは数年間は難しいでしょう。また、破産をするには弁護士費用がかかります。およそ15万円から20万円程度かかると考えてよいです。分割払いを認めてくれる弁護士事務所もあります。
また、もし破産する覚悟があるのであれば、交渉決裂した場合は破産するという態度で第1の手段である任意整理の交渉ができるので、場合によっては減額交渉が成功する可能性があります。


以上からすると、放置するのが精神的に苦痛だというのであれば、第1の手段をとることがベストです。もし第3の手段の覚悟があるのであれば、それを弁護士等に伝えれば、それを前提として交渉してくれ、場合によっては経過利息をカットしてくれるなど、現在請求されている金額よりも減額される可能性があります。第3の手段の覚悟がないのであれば、通常の第1の任意整理をして、7年間を支払い期間の最大値の目安と考えて交渉してもらいましょう。7年間だと84ヶ月なので、月1万9000円程度の返済ですみます。6年間だと72ヶ月なので、月約2万3000円程度でしょう。

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