マイカーローンの審査について金銭トラブル無いのに審査通らない。

FPの山下と申します。

文面を拝見したところ問題は無いと思われますが、審査が否決になる可能性があること
を列記します。

①返済負担比率が超過している

カーローンに限らず、借入をする場合、融資審査では返済負担比率というものを計算します。

返済負担比率とは、年間の借入返済額が年収の何割あるかという比率のことです。

計算式は以下の通りです。

返済負担比率（％）＝（年間借入返済額÷年収）×１００

返済負担比率が35%を超えると審査に落ちる可能性が大きくなります。

返済負担比率を下げるためには、返済期間を延ばすなどして、年間の返済額を抑える方法があります。

②携帯料金や税金・公共料金等の支払いに遅れがある

携帯料金はクレジットカードを通して支払う場合が多いですが、その場合、携帯料金の遅延はクレジットカードの遅延ということになります。

しかし、質問者様はクレジットカードをお持ちではないとのことなので、この可能性は低いと思いますが一応記載しました。

また、税金や公共料金の支払いに遅延がある場合も、審査に影響する可能性があります。

③雇用形態が派遣社員や契約社員

信用金庫が取り扱うカーローンの保証会社は、しんきん保証基金です。

しんきん保証基金のカーローンは、派遣社員や契約社員の場合、借入できる金額に制限があります。

とはいえ、その点を信用金庫職員が説明していないという可能性は低いと思われますが、こちらも一応記載しました。

最後に、信用金庫のカーローンを通しやすくする方法について記載します。

信用金庫は地域密着の金融機関です。

相互扶助が根強くあるので、信用金庫との取引内容も審査に影響します。

申込時に取引内容を記載する、もしくは信用金庫職員が記載する箇所があるのですが、特に給与振込と出資会員になることは信用金庫にとって重要な取引です。

もし、給与振込が他金融機関で、信用金庫に変更することが可能であれば、そのことを条件に再審査してもらうという方法があります。

ご検討してみてください。