不登校からオンラインゲーム依存症に　このままでは高校進学も危ういです

はじめまして、ファイナンシャルプランナーの西岡と申します。

私が金融教育で学生や親御さんによく話すことがあります。
人生において、必ずしも中学を卒業したら高校へ進学する、その次は大学へ入るという「順序が決まっているわけではない」ということです。
義務教育は年齢が決められていますが、高校や大学は20歳を過ぎても30歳を過ぎても入ることができます。

そして、なにも目標がない状態で進学をしても全く将来の自分に良い影響は与えられません。ただ高校を卒業したという事実が残るだけです。
それなら、それに使う時間やお金を自分（お子さん）の将来の為に使ってあげたほうが、よほどいいのです。

ゲームが依存するぐらい好きなのでしたら、ゲームに関連する職業に興味を引かせてみるのも方法の１つでしょう。
それでお子さんが将来そういった仕事がしたいと少しでも思ってくれれば、その目標の為に時間とお金を費やしてあげてください。

自分の目標が明確になって、それを達成するためには高校を卒業して専門学校（例えばコンピューター専門学校など）に行かなければならないとわかれば、自ら進んで進学の道へ進むでしょう。


日本では高校や大学はただ行けばいい、卒業すればいいと思い込んでいる人がすごく多いです。
そのため特に理由もなく子供に高校に進学しなさい、いい大学にいきなさい、などと押し付けます。
しかし、なぜ高校や大学は大人になっても、ご老人でも入る事が許されているのでしょうか？

中学を卒業したからとりあえず高校に入ったという人は、ただ時間を浪費しているだけなのです。
理想なのは「目標を明確にし、必要に応じて必要な学校へ入学する」です。
例えば中学を卒業してもまだ夢や目標がないから、とりあえずバイトして稼いだお金を使って色々学んだり体験してみたり、県外へ旅行にいってみたり、本を買って読んだり、いろんな人と出会ったりして「本当に自分のやりたいことを見つけるためにあえて進学せず、時間を作ります。
そして1年後、2年後、何年時間がかかっても構いません、夢や目標が見つかればそれを実現する為に必要であればその学校へ進学します。必要がなければそのまま自分の将来に投資を続けます。

進学させたいと焦って説得してお子さんが今の状態で進学して、本当に将来の為になるのでしょうか？お子さんの人生は充実するのでしょうか？
まずはお子さんの目標を探す手助けをしてあげることからはじめてみましょう。
ゲームが好きなのは悪い事ではありません。
ゲームという分野１つをとっても、クリエイターやプロデューサー、デザイナー、プログラマー、テスターなど本当に様々なお仕事が世の中にはあります。
好きなことが1つもない人より断然お子さんの可能性は広がります。