会社が社保2年遡及され、退職しました。従業員側の支払義務は？

くーちん
2020/1/6
労働問題

昨年11月に勤めていた会社が、年金事務所立ち入り検査によって、社会保険未加入者が約10人(60歳以上)発覚し2年遡及されました。

会社側から、2年分の保険料を支払うように書類が自宅に届きました。

その後電話にて、その責任について会社側に責任がないような発言や、私の人格否定発言等々があり、会社を退職しました。

今も、会社が立て替えた保険料を支払う計画がなければ、退職処理をしないとか、有給残の買取をその一部に相殺すると強気な会社。

職を失った私が、会社の職務怠慢で強制執行された保険料を会社に返済しなければならない義務があるのでしょうか？

因みに、調査に入った年金事務所に問い合わせましたら、こちらは会社に請求しています。との返答でした。

回答は締め切られました

回答1件

髙橋敏彦
弁護士
5位
大阪府
2020/3/5

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こんにちは。弁護士の高橋と申します。

あなたもその未加入者の中に含まれており、
保険料は給料から天引きされていなかったということでしょうか。
労災関係の保険以外は折半ですから、天引きされずに会社が立て替えている場合は、本来天引きされるはずの分を会社に払うべきものとなります。

ただし、会社は給与などと相殺することは許されません。
退職時の未消化有給の買取分との相殺についてはかなり難しい話になるかもしれません。
実質的に給与債権といえるならば、総裁は許されない可能性がありますが、買取の対価に過ぎないと判断されれば相殺は許される可能性があります。
この点は細かく有給に関する状況を調査しなければ何ともいえません。

とにかく、労災関係の保険以外の社会保険であれば会社が全額立て替えていて、かつ、天引きされていないならば、自分の分は払わなければならないと考えられます。

なお、退職処理をしないなど、妨害してくるような行為はもやは明らかな違法となります。後日争えるように録音等しておきましょう。