金融機関への就職活動についてカードローンがどう影響するのか

FPの山下と申します。

結論から申し上げますと、ローンが有るということは就職活動に影響しません。

昔は身辺調査として、借入状況や保証人加入の有無を企業が調べていたようです。

しかし、個人情報保護法の施行により、「個人情報利用の同意書」がない限り、本人に許可なく個人情報（借入内容や申込履歴等）を調べることはできなくなりました。

もし、個人情報の同意書を貰わずに金融機関が個人情報を調べていたといしたら、重大なコンプライアンス違反となります。

その事実が公になれば、その金融機関の信用は一瞬にして失墜してしまうことでしょう。

恐らく、一次試験は書類選考と思われますが、その段階では、個人情報の同意書という話にはならないと思います。

もし、選考が進むにつれ、個人情報の同意書を求められた場合、理由は身辺調査の可能性が高いです。

そうなると、逃れることはできません。

その時点で、借金があることや、借金の使用目的を伝えて誠意を見せましょう。

ただ、借入があるからダメ、というわけではなく、借金の額や返済履歴が重要となります。

質問者様は20万円ほどなので、問題にはならない額と思われます。

私個人の見解としては、借入先が消費者金融という点、申込ブラックになっているという点は引っかかりますが、一番重要なのは延滞をしていないかです。

酷な言い方かもしれませんが、仮に、借金を全て完済して解約したといしても、履歴は数年間残ります。

なので、その点においては気にせず、SPIや筆記試験・面接対策に力を入れると良いでしょう。

健闘をお祈り致します。