仲介料目的で債務整理をすすめてくる悪徳業者でした。

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私は現在借金を抱えている多重債務者です。

消費者金融を含めた5社から計650万円の借り入れをしており月々の支払いも厳しく、なんとかローン一本化が出来ないか検討しましたが、大手銀行では審査が通らず途方に暮れていました。

そんな時、中小企業のローン借り換え専用の「A社」という業者をネットで見つけました。この業社は借入限度額700万円となっており、ローン一本化を目的とした借り換えを専門とし、積極的な融資をしているとの情報でした。

中小企業の金融会社は悪徳業社も多く初めは怪しいと思いましたが、その時の私の借り入れ状況でローン一本化ができる業社は他にありませんでした。私は藁にもすがる思いでネットから仮申し込みをしました。

すると、数時間後一件の着信が。

電話に出ると相手は「A社」の担当者でした。内容は「当社の審査に合格した」との連絡。その時私は仕事中でしたが、仕事を忘れ涙が出るほど嬉しかったのを今でも鮮明に覚えています。

最終手続きは担当者と直接行いご融資をするので来店して下さいとのこと。その業社は東京都にあり私は茨城県在住だったが、すぐさま会社の有休を使い次の日の来店の予約をしました。

次の日、緊張と不安の中来店すると、店内はビルの一角のワンルームで、従業員は2人だけ。事務所も簡単な仕切りで仕切られているだけで、隣の話は全て聞こえます。明らかに怪しく何かおかしい。

電話では「当社の審査に合格した」と言われたが、保証会社の審査が通らないと融資できないとのこと。

私は事務所で保証会社の審査に4時間待たされ最終的には保証会社の審査が通らず融資が出来ないと言われ、提携の法律事務所を紹介するから債務整理をしてくれと言われました。

この業社は初めから融資が目的ではなく、多重債務者を広告で集めて、提携の法律事務所の紹介料を目的とした悪徳業社だったのです。保証会社の審査待ちの間も、恐らく審査などしておりませんでした。

従業員も紹介ノルマがあるのか分かりませんが、債務整理の話になると、急に人が変わり半強制的に勧誘されました。私は融資を諦めて債務整理はせずにそのまま帰りましたが、隣の人は上手く話を丸め込まれて債務整理をしていました。

多重債務をしている私自身に問題があるのは承知していますが、多重債務者を食い物にするこういった業者が野放しになっていても法的に問題はないのでしょうか?

回答は締め切られました

回答1

アドバイザー写真 佐藤 マリン
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A社のような悪徳業者は、「整理屋」と呼ばれています。
整理屋は、インターネットやチラシで、「低金利のローン一本化」等の謳い文句によって多重債務者を勧誘します。最終的には債務整理をすすめ、多重債務者から手数料をだまし取ります。
「提携の法律事務所」は、債務整理の顧客を集めるために整理屋と提携している悪徳な事務所です。

整理屋は法的に問題があります。
弁護士や司法書士ではないのに債務整理を業とすることは、弁護士法第72条に違反します。また、手数料をだまし取る行為は、刑法第246条1項の詐欺罪に該当します。
実際に詐欺被害に遭った多重債務者は、警察署に被害届や告訴状を提出することになります。

多重債務を抱えると、返済の手間を減らして金利の負担を軽くするために、ローン一本化を考えがちです。しかし、ローン一本化には次のようなデメリットがあります。
・月々の返済額を減らすと、返済期間が長くなって利息が増える。
・月々の返済額が減った分、無駄遣いをしてしまう恐れがある。
・無駄遣いをして生活が苦しくなっても、「ローン借り換え専用」であれば追加借入ができない。
ローン一本化により、かえって負担が大きくならないよう、慎重に検討することが必要です。

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