実家と土地を持ち続けるのが祖先のため、と言って遺産を分割する気がない義兄

三年前に義理母が亡くなりました。それにまつわる話です。

義理姉から「亡くなった」と言う知らせを受けて、すぐに掃除をするために私と子供たちで実家に行きました。義理姉は一人で対応していたせいかパニック気味でしたが、主人も忌引き届を出して夕方には実家に到着し、数名の親族も集まりました。

その時点では、長男である義理兄は電話で義理姉に指示を出し、義理姉も指示を仰ぐという関係のように思っていました。義理兄はエリートの高給取りでしたが、その時点では定年退職していました。公務員の主人のボーナスが義理兄の月収と同じくらいと義理母から聞いてました。

都心にマンションを持ち、都内に家も建てていました。その義理兄が自身の母親が亡くなって長男で喪主であるにもかかわらず飛行機ならその日に帰れたと思いますが翌日の新幹線や在来線を乗り継いで帰ってこられたのに驚きました。その上、すでに実家に集まって準備している私たちにタクシーが常に待機している駅から迎えに来て欲しいと連絡があったのです。「お金持ちの人たちって、こんな時に節約するのね」と驚きました。

そして翌日のお葬式当日、主人には葬式にかかるお金の半分が請求され、平和主義の夫は言われるままに慌てて銀行に行き支払いました。


そして一年後、法事の時に義理兄から会計報告なるものが渡されました。義理母の貯金は２百万円ほど義理姉によって使い込まれていて、義理兄や夫名義で義理母が貯金してくれていたものも義理姉がすべて解約して使いきっているというのです。それらのこともあって土地を売ったお金の一千万円と貯金の残りは義理兄が管理することになったと記されていました。

つまり、義理母が亡くなって遺産を相続することもなく自分のお金を払ったのは主人だけだったのです。

今春には１０年ほど前に亡くなっていた義理父名義の実家の家や土地を名義変更したいとの連絡がありました。その時点でもう兄姉と関わりたくないと考えていた主人が「土地も家もいらない、兄姉の二人で分けて欲しい」と返事したところ、「遺産分割協議書にサインして欲しい」と返事がありました。行政書士から送られてきた書類はすべて義理兄名義に変更することになっていました。義理兄は実家と土地を持ち続けるのが祖先のためと言ってすべてを自分が預かると言ってます。そのため、遺産を三分割する気は全く無いようでした。

ただ、このままだと義理兄名義のものを維持するために、預かり金が底をつけば、また請求されるのではないかと不安があります。携帯番号も電話番号も変更し、兄姉からは連絡が取れないように自衛はしているのですが、他にもやっておくべきことがあれば教えてください。