分割融資してくれる銀行でローンを組んで、竣工後すぐに本命の銀行に借り替えることについて。

まず、つなぎ融資または分割融資（文章上、つなぎ融資とまとめます）と住宅ローンを別々の金融機関で利用するということは、一般的にあることです。

金融機関によっては、つなぎ融資を取り扱っていないところもあるので、つなぎ融資が必要であれば別の金融機関でつなぎ融資を利用し、住宅ローン実行時に借り換えるということが行われています。

なので、その点は問題ありません。


状況を確認したいのですが、ソニー銀行は本審査まで通っているでしょうか？

現状としては

・みずほ銀行
つなぎ融資⇒可決
本審査　　⇒可決

・ソニー銀行
つなぎ融資⇒否決
仮審査　　⇒可決
本審査　　⇒？

確実な方法としては、みずほ銀行でつなぎ融資を利用し、みずほ銀行で住宅ローンを組むことです。

ですが、金利を安くしたいとのことなので、ソニー銀行の本審査が通っているのであれば、みずほ銀行でつなぎ融資を利用し、住宅ローン実行はソニー銀行で行うことで問題ありません。

契約違反になるか否かは、みずほ銀行にも規程があるので問い合わせるしかありません。

その際、聞くタイミングに注意して下さい。

聞くタイミングは、ソニー銀行の本審査が通った以降です。

もし、その前に問い合わせてしまうと、つなぎ融資だけ利用して住宅ローンは他行で利用することになるので、金融機関からの印象が悪くなるかもしれません。

本来、そうであっても真摯に対応しなければいけないですが、その様に態度に出てしまう人もいるかもしれません。

また、口に出しては言いませんが、そのことを理由に可決となっている本審査の可決を取り消されてしまう可能性もあります（みずほ銀行に限らず）。

金融機関としては、つなぎ融資＝住宅ローンも契約、という頭でいます。

なので、その点は注意をしましょう。


手数料は、借り換えにおいて、みずほ銀行への支払いは発生しないと思われます。

もし、つなぎ融資の段階で土地を担保に入れてほしいということになれば、登記費用（みずほ銀行で設定）が発生します。
住宅ローン実行時には一度登記を抹消（みずほ銀行の分）する費用、加えて住宅ローンの登記（ソニー銀行で設定）する費用がかかり、結果的に土地の登記費用が２倍かかることになります。


最後に、又貸しは絶対に行わない方が良いです。

もし金融機関に又貸しをしていることが知られたら工務店は勿論、貴方様も今後その金融機関と取引ができなくなる恐れがあります。

又貸しは絶対にお勧めできません。