親の車椅子について。何が違うのでしょうか？

社会福祉士の福広太郎と申します。
ご質問ありがとうございます。

さて、車椅子の利用を検討しておられるということですね。

親御様が介護保険の対象であり、要介護度が条件を満たしていれば、車椅子が１割負担(所得によっては2割になります)でレンタルできます。
介護保険でのレンタルですと、月300～600円が自己負担額の相場です。
月300円とすると１年で3600円、5年で1万8000円です。
また、レンタルですと利用者に合ったものを選べ、メンテナンスもしてもらえるメリットがございます。
レンタルのデメリットは、申請に手間がかかることと、長年使用する場合には購入する方が安い場合があることです。

購入する場合ですが、ホームセンターでの安い車椅子が、使用にあたり必ずしも悪いというわけではございません。
ただし、車椅子の重心や形状によっては転倒しやすいリスクもございますので、充分に熟慮されてから購入されることをおすすめします。

レンタルか購入か、親御様の現在と将来の状態を考慮して検討されるのがよいかと存じます。

はじめまして。私はケアマネの経験もあり社会福祉士の陽田と申します。
私もホームセンターで車椅子を置いているの見た事があります。
安いものだと１万円ぐらいですね。

さて、ホームセンターと福祉用具貸与（レンタル）の大きな違いを挙げていきます。
①ホームセンターに比べて福祉用具貸与の方が多くの種類があり、個人に合ったものを選ぶことができる。
②ホームセンターで車椅子を販売している人は知識や経験が浅い。一方福祉用具貸与の場合、経験豊富で知識がある人が対応してくれる。
③ホームセンターにあるのは、安っぽくて壊れやすい。福祉用具貸与は一流のメーカーしか扱っていない。

少し考えただけでも、これだけ違いがあります。

レンタルということに抵抗を感じているようですが、新品に近いぐらいキレイです。また、メンテナンスもしてくれるので、余計なストレスもいりません。ちなみに、私の働く施設でもよくあるのですが、ブレーキのききが悪くなったり、パンクはよくある話です。これも業者がしてくれます。

あと、福祉用具貸与の最大のメリットだと思うのが、その人の身体状況に応じて車椅子を交換してくれることです。例えば、自走できる時は自走式の椅子をレンタルします。そのうち、介護が必要になれば、介助用の車椅子をレンタルできます。そして、寝たきりに近い状態になれば、リクライニングができる車椅子もレンタルできるのです。

料金は勿論、ものによってしますが、高くても１ヶ月８００円ほどです。ちなみに、福祉用具業者から一流の車椅子を購入すると１０万円以上はするでしょう。

これらのことかわ、私も福祉用具貸与（レンタル）で車椅子を使うことをおすすめします。

参考にしていただければうれしいです！